一般社団法人 日本古琴振興会 〒141-0032 東京都品川区大崎4-2-2 トーカンマンション205
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イベント報告

2017年

7月5日 一般社団法人倫理研究所東京都倫理法人会 設立25周年記念パーティー 客演(東京・港区)
一般社団法人日本古琴振興会がお世話になっている会計士さんが
一般社団法人倫理研究所東京都倫理法人会の幹事をされているご縁から、
ホテルJALシティ田町で開催された記念パーティーのゲスト演奏にお招きいただきました。
披露したのは、高先生と小関広洋さんの合奏による「梅花三弄」と、
関範子さんと三浦祐子による「陽関三疂」です。
お祝いの席を飾る、という、新しい経験をさせていただきました。
ありがとうございました。
4月30日
~5月5日
【琴縁四海】主催(中国・江蘇省)
【琴縁四海】「日本近代文人画・古琴専題収蔵展」「日本煎茶道表演」「古琴講座・雅集」と題し、
呉本さんが所蔵する古琴専題の文人画の展示に合わせ、
古琴講座・演奏交流会及び煎茶道表演が行われました。
場所は、江蘇省国画院美術館および宜興市中超利永紫砂陶有限公司の二か所です。
日本古琴振興会からの参加は高欲生先生と武内美恵子先生、呉本さん。
煎茶道草風会から吉田草風先生と相原美風先生にもご協力いただきました。
会場は情趣が有り、中国のお客様たちも日本の煎茶道や伝統文化に興味津々の様子です。
この企画の開催にあたっては、在上海領事館の後援を得ることができました。
さらには、外務省の日中国交正常化45周年及び日中平和友好条約締結40周年行事としての
認定もいただき、ロゴマークの使用が認められました。
4月23日 日中古典音楽交流演奏会「古琴&尺八」主催(埼玉県草加市 柳島町コミュニティセンター)
草加市柳島町コミュニティセンターにおいて、雅集を開催しました。
中国からは、西安市で楽易琴堂を主宰されている
林蔚麗老師とお弟子さん達、総勢11名をお迎えしました。
日本側からは、草加市で尺八の製作をされている翔童さんと玉城盛童さんが参加され、
音響機器もしっかり設置して下さいました。
西安の奏者の方々と東京聴風琴社のメンバーが互い互いに演奏していく形で演奏会は進みました。
大まかにとらえると、西安の奏者の方々はダイナミックで力強い演奏、
東京聴風琴社の演奏はしっとりと濃やかな味わい…と感じたのは、佇まいのせいでしょうか。
奇しくも「陽関三疂」は日中双方の奏者が披露する形となりましたが、中国の女性が唱われると
ゆったりと古都を吹き抜けていく風のように響き、とても勉強になりました。
林蔚麗老師は、「流水」を弾いてくださいました。
きらきらと輝く水が谷間を越え、大海へと流れ込んでいくような音色に、うっとりと聴き入りました。
そんな中で異色だったのは、尺八の玉城盛童先生の「奥州薩慈」です。
聴いているうちに北国の真っ白な雪原に吹雪く風の中に連れていかれるように感じました。
そう感じたのは、日本人である私達の中に雪国のイメージがあるからでしょうか。
中国のいろいろな地方からいらした方達がどんな感想を持たれるのか、ぜひお聞きしてみたいです。
4月10日 「開封清明文化節・第1回中国古琴名家音楽薈」(中国・開封市)
中国河南省開封市が主催した「開封清明文化節・第1回中国古琴名家音楽薈」に
高欲生先生が招待されました。
中国各地を始め、台湾やシンガポールからも琴の奏者が来訪し、日本からは高先生が参加しました。
開幕式を含め、四か所での琴の演奏会が行われ、交流を深める良い機会となりました。
4月2日 「第三回日中文人交流会」主催(東京・台東区)
東京国立博物館 茶室応挙館での「第三回日中文人交流会」は、
上野公園の満開の桜と共に迎えることができました。
古琴と篠笛による「さくら」で幕を開け、日本筝曲生田流による「さくら変奏曲」で締め括る…
という用意していたプログラムにふさわしく、
麗らかな春の日差しのもとでの華やかな一日となりました。
今回、中国・青島からお迎えしたのは、画家の管恩智氏と書家の呉敏中御一行様でした。
日本側からは、昨年に引き続き詩吟の多摩精岳会の方々の吟詠や茶道吟、
尺八の林鈴麟先生による演奏。
また、太極拳では、中国文武学院主催の高小飛先生の講演の前に、
日本古琴振興会の会員で「みんみんカンフー」も主催されている
石井まゆみさんに演示をしていただきました。
「和文化体験」としてお招きした和礼文化塾主催の齋藤和胡先生には、
<折形>の体験講座を受け持っていただきました。
後半には、管恩智、呉敏中両先生の作品をプレゼントするじゃんけん大会のサプライズもあり、
全員がじゃんけんに参加しての大盛り上がりでした。
回を重ねるごとに来場者の数は増え、今年は100名を越えるお客様を迎えました。
プログラムも多彩なものとなりましたが、日本と中国、静と動の間(あわい)を行き来しつつ、
風雅なひとときを味わっていただけたのではないでしょうか。
3月5日 公開講座「浦上玉堂と催馬楽」参加(京都市中央区)
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターが主催する公開講座「浦上玉堂と催馬楽」が、
ウイングス京都において開催されました。
この講座を企画された京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授の武内恵美子先生は、
日本古琴振興会メンバーでいらっしゃいますが、この日は司会に加え、
玉堂琴譜の復元演奏と解説をご披露くださいました。
演奏の際には、浦上玉堂が着ていたという服をも再現して身に着けられ、
会場内は一気に250年の時を遡り、江戸時代へと連れて行かれるようでした。
2月18日 「公益古琴講座」参加(中国・広州市)
中国広州嶺南古琴研究会の誘いを受け、
高欲生先生による「公益古琴講座」が初めて開催されました。
受講生をWeChat(中国仕様SNS)で公募したところ、3日で満員御礼となったそうです。
現在の中国では、自身の伝統文化を重視する流れがあり、
各地で琴社(教室)も「雨後春筍」のように次々と生まれているそうです。
参加者全員の熱意の内、3時間の講座はあっという間に終了しました。
1月21日 第2回定時会員(社員)総会(東京・品川区)
一般社団法人日本古琴振興会の第2回総会が開催されました。
第2期の収支報告と活動報告に続き、決議事項4議案が承認されました。
これにより、現行理事に加え、さらに2名が新規理事として選任されました。
また、日頃より振興会の活動にご協力をいただいている稗田浩雄先生に
「特別顧問」としてご就任いただくことが承認されました。
総会終了後には、引き続き集会室で懇親会が行われました。
1月16日 「雅・静筆墨~書画真情」中日書画展参加(東京・港区)
中国文化センターで開催された第一回「雅・静筆墨~書画真情」中日書画展の催しの一つとして、
唐詩詩吟鑑賞会が行われ、高欲生先生が出演されました。
中国の著名なオペラ歌手、国家一級俳優の程波氏と高先生のコラボレーションにより、
李白「早発白帝城」、柳宗元「江雪」孟浩然「春暁」などの有名な漢詩の数々を
たっぷりと聴かせていただきました。
程波さんが声量豊かに朗々と歌い上げる詩の世界と、高先生の自由闊達な古琴演奏が溶け合い、
唐詩の世界がダイナミックに広がる濃密なひとときとなりました。
また鑑賞会の終了後には、日本礼道小笠原流煎茶吉田草風会のご協力により煎茶席も設けられ、
タイトル通り「雅・静」な空間が中国文化センターの一画に出現。
味わい深いお煎茶をいただくことができました。
静かで瞑想的なイメージのある古琴ですが、
動的で映像が浮かぶような魅力を見せていただいた気がします。
振興会のイベントでも、機械があればぜひ取り上げてみたいです。

2016年

12月3日 「琴遊茶会」主催(東京・品川区)
隔月で開催してきた「琴遊茶会」も2016年度最後となりました。
嬉しいことに、この日は何と秋田県からお二人のゲストにお越しいただきました。
NHKラジオで古琴の音色を耳にして、興味を持たれたそうですが…。
そうです!あの「ちきゅう人バンザイ」を聴かれて、申し込まれたのですが、
出演されていたのが高先生だとはご存知なく、とても驚かれていました。
ここにも琴縁の不思議さを見る思いですね。
集まった会員の皆様には、それぞれの持ち曲を演奏し、一年の成果を披露していただきました。
長年日本の古琴の歴史について研究されてきた稗田浩雄教授による特別ミニレクチャーもあり、
お客様にも古琴についての理解を深めていただく良い機会となったのではないでしょうか。
2016年忘年会(東京・品川区)
「琴遊茶会」の後は、教室向かいの中華料理店「美味閣」を貸し切っての忘年会となりました。
日頃からお世話になっている方々もお迎えしての賑やかな会となりました。
呉本さん監修の一年のイベントを振り返るスライドの上映や、
お楽しみ抽選会で宴もたけなわとなる頃…。いよいよ御免状の授与式となりました。
それぞれに忙しい毎日の中で、何とかやり繰りした限られた時間でお稽古に励んできた成果です。
御免状を手にした皆さんの表情は、とても誇らしげで晴れやかでした。
幾つになっても、こんな喜びを共有できる場があることは、本当に幸せなことですよね。
11月19日 「秋風琴韻」主催(千葉県長生郡一宮町)
千葉県上総一ノ宮の正法山明法院で煎茶会・古琴演奏会「秋風琴韻」を開催しました。
高先生と明法院の秋場ご住職とのご縁から始まった古琴演奏会は、
今回で6年目5回目の開催となります。
驚いたのは、ゲストとしてご挨拶をいただいた一宮町の馬淵町長様が、
中国語や中国思想史がご専門の元大学教授で、古琴についての造詣が深いばかりでなく、
ご自身も古琴(坂田修一先生について学ばれたそうです)や洞簫に堪能でいらっしゃったことです。
琴が導いてくれたご縁でしょうか。
雨で足元の悪い中、たくさんのお客様にお越しいただき、熱気あふれる演奏会となりました。
神聖な空間を背景にした出演者の皆さんの演奏は、風格が漂い、とても素敵でした。
また、日本礼道小笠原流煎茶道草風会の吉田先生、相原様には、
味わい深いお煎茶でお客様をもてなしていただきました
一泊しての翌朝は、一宮町の朝市へ。
新鮮な牡蠣やサザエ、ハマグリ、イセエビをその場で焼いて食べたり、
朝採れの野菜を物色したりと、贅沢な朝食になりました。
11月3日
~6日
「2016楽器フェア」参加(東京・江東区)
11月3日(金)~6日(日)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「2016 楽器フェア」に
一般社団法人日本古琴振興会も出店いたしました。
ブースが置かれたのは、「弦楽器」のコーナー。
つまり、ギターの大音量に囲まれての展示だったので、マイクで拾っても古琴の音色と、
その深い魅力はうまく伝えられなかったかもしれません。
それでも、通りかかる多くの方が「え?これ何?」という表情をされて、
立ち止まって話を聞いてくださいました。
「古琴は初めて見ました」とおっしゃる方が8~9割でしたが、
興味津々に弦を弾き、耳をくっつけるようにして音を確かめる姿はとても楽しそうで、
古琴という楽器を紹介できただけでも、出店した甲斐があったと思います。
興味をもたれる視点も人それぞれで、ギターを弾かれる方は奏法に、歴史好きな方は楽器そのものに、
あるいは材料や構造をいろいろ尋ねられる方など、こちらも勉強になりました。
中でも嬉しかったのは、若いお兄さんたちが「斬新な楽器ですね」と言ってくれたこと。
確かに、シンプルで無駄のない古琴の形はとてもCOOL!ですよね。
今回ご紹介したのは「南風」ブランドの古琴だったので、
楊州龍吟民族楽器廠から単衛林氏と、簫演奏家の魏依娜さんにも来日いただきました。
ステージでは、魏依娜さんと高先生のライブも行ったのですが、
こちらも音響面ではとても残念でした。
でも、そんな中でも色鮮やかな中国の衣装を身にまとった美女たちが奏でる優雅な音楽は、
魅力の片鱗だけでも伝えられたのではないでしょうか。
10月29日
~31日
「2016琴台音楽節」参加(中国・武漢)
中国の武漢で開催された「2016年 中国民族管弦樂会古琴専門全国理事会」に
高欲生先生と呉本舜氏が参加しました。
会議期間中に催された「2016 琴台音楽節」では、
高先生が「碧間流泉」、呉本さんが「平沙落雁」を演奏しました。
10月15日 NHKちきゅうラジオ「ちきゅう人バンザイ」出演
15日(土)17時30分より放送されたNHKラジオ第1「ちきゅう人バンザイ」に、
高欲生先生が出演されました!
“世界各地でがんばっている日本人、日本でさまざまなことに打ち込んでいる
外国出身の方の元気をインタビューでお届けする“というコンセプトの番組です。
高先生は、古琴の起源や楽器の構造に表れている古代中国の宇宙観、
古琴が紡ぐ中国と日本の交流の歴史、そして今後の日本での古琴などについて話されました。
インタビューの間には、「秋風詞」と「酒狂」の生演奏も。
視聴者からのコメントも2件紹介されましたが、琴の魅力や表現されている世界が
しっかりと伝わっていることに、聴いていた私(編者)の胸も熱くなりました。
10月9日 草風会茶会 寄座演奏(東京・台東区)
東京国立博物館の茶室・応挙館にて、いつもお世話になっている
小笠原流煎茶道の吉田草風先生社中の煎茶会がありました。
秋の情趣あふれる室礼の中、高先生も席主を務められましたが、
その傍らで雅趣を添えたのが、大隈さんの演奏される古琴の音色でした。
10月1日 琴遊茶会 主催(東京・品川区)
新入会のお二人や、ゲスト5名もお迎えしての賑やかな会となりました。
久しぶりに参加された生徒さんもいらっしゃり、
今回は各人がお稽古中の曲を披露する流れとなりました。
お茶は、まさにこの時期にふさわしい桂花(金木犀)とウーロン茶の
ブレンドティーをお淹れしました。
実は、この日は午前中に教室で薬膳粥セミナー「一茶一湯一粥」も開かれており、
そちらにも参加したメンバーは、落花生の粥やスープ、
白きくらげと梨のコンポートなどのごちそうをいただき、体がぽかぽかでした。
さらに「琴遊茶会」の終了後には、テラスの大きなパラソルの下、観月会へと続いたのでした。
(月は出ていたのだっけ?)
9月28日 「四季の調べ」中国古琴の紹介 招待(茨城大学)
茨城大学にて行われた教育大学協会音楽部会関東地区総会において、
高欲生先生が「四季の調べ」と題した講演を行いました。
四つの季節それぞれにふさわしい琴曲を選び、
曲の解説とともに生演奏も楽しんでいただく贅沢な講義となりました。
春「春暁吟」、夏「碧間流泉」「漁樵問答」、
秋「秋風詞」「龍朔操」、
冬「梅花三弄」の各曲が、
描かれている風景やモチーフとなる漢詩を引用しながら紹介されました。
9月17日
~19日
琴合宿 IN 京都 主催(京都・小塩)
中秋を過ぎ、暦の上では十五夜の満月を迎えるはずだった17日(土)からの三連休。
京都市右京区の小塩の山里で、聴風琴社京都教室主催の合宿が行われました。
参加者は東京より7名、京都教室より
3名の合計10名+犬1匹(武内家のマイスタージンガ-君)です。
あいにくのお天気ではありましたが、雨雲にかすむ山並みは山水画のように美しく、
しっとりと濡れた木々の緑も濃やかでした。
幸いお天気も持ち直した中でのバーベキュー、
王励料理長のもとに皮から手作りした餃子パーティーなど、楽しい催しも満載。
高先生による琴の起源や構造についての講義もはさみながら、
レベル別に分かれてのグループレッスンで、
「碧間流泉」「蘇州夜曲」「雲林禅音」などの課題曲に取り組みました。
二日目の夜には各人のお稽古の成果のお披露目会もあり、
新人のお二人も堂々と臨まれていました。
東京からの新幹線組は、3日目に嵯峨野方面にもご案内していただき、
帰りの荷物が美味しいお土産でいっぱいだったことはここだけの話です。
7月10日 夏の雅集 IN 春花園 主催(東京・江戸川区)
現在、海外でも愛好者が増え続け、熱い視線を集めている「盆栽」ですが、
そんな盆栽界の巨匠小林國雄氏が美術館長を務める「春花園 BONSAI美術館」で、
古琴のお披露目会が開催されました。
呉本さんが小林先生に師事されたご縁から、併設のお茶室をお借りできる運びとなったものです。
7月10日(日)、閑静な住宅街の一角にある盆栽美術館の立派な和風の門をくぐりました。
庭園内には1000鉢を越える緑濃い盆栽たちが夏の日差しを浴びています。
池では錦鯉がゆったりと泳いでいます。
庭園に面した和室の襖をすべて取り払い、広々としたお座敷には、
時折庭からの風が流れてきます。
縁側には、盆栽園を訪れている観光客が足を停めて琴の音に聴き入る姿も見られました。
この日は、お客様を6名お迎えし、高先生と八名の生徒が演奏を披露しました。
凛とした「雲林禅音」、優雅な「双鶴聴泉」、格調高い「普庵咒」など、
各人の演奏には個性が見事に表れていました。
外の日差しは焼けつくようにまぶしく照りつけていましたが、
開け放したお座敷を通り抜ける風と、ゆったりと響く琴の音色に、
思いのほか心涼しいひとときとなりました。
「百年古姿千年韻」( by高先生 )
樹齢百年を優に越す盆栽たちは、古い琴曲の響きをどう聞いていたのでしょう。
6月17日
~19日
「ライチ祭り」の旅と緑綺琴院訪問(中国・東莞)
広州東莞の緑綺琴院を訪ねる旅。季節はまさにライチの旬です。
高先生と東京より2名、関西より2名の5名での旅となりました。
広州空港から、車で走ること1時間半。
着いたのは、東莞に清代から残る美しい庭園「可園」に程近いホテルです。
この「可園」で二日目の演奏会が開かれることになるのですが、まずは東莞の緑綺琴院を訪ねました。
古い邸宅を生かした琴院には、琴を制作する工房の他、
教室や趣のあるサロンがあります。院庭では、大きな芭蕉の葉が南の風に揺れていました。
書画や陶の置物、貴重な琴達に囲まれた優雅な空間で、
琴院の老師たちの奏でる琴や簫の音色に耳を傾け、美味しいお茶をいただき、
日中の音楽についての語らいにわくわくする時間…。まさに至福のひとときでした。
そして、お茶のお供には…そう、ライチです!
枝についたままの真っ赤なライチが無垢の机の上に無造作にどっさりと置かれ、
みるみるうちに食べ殻が積っていきます。紅い皮を割ると顔を出す、
水晶のような茘枝の実はとても瑞々しく、これだけでも来たかいがあるというものです。
緑綺琴院の方々には、送迎や食事、観光、メインの「中日古琴音楽交流会」の企画・運営まで、
すっかりお世話になりました。緑綺琴院院主の王可遜老師、旅のあいだ常に尺八を携え、
どこでも軽々と音色を聴かせてくれた呂宏望老師、
抜群のフットワークでお世話いただいた呂陽兵師兄をはじめ、
皆さん気さくで素晴らしい方ばかりでした。
呂宏望老師は琴、簫、尺八だけでなく、書や画もよくされる方で、
やはり水墨画をたしなむ西田さんとの画のやり取りはあっという間に互いの距離を縮め、
傍らで見ていて羨ましい限りでした。
二日目は、南社明清古村落を観光しました。柳の揺れる水辺でも、
琴や尺八をごく自然に奏でます。古鎮の風景によく映えて、
観光客たちも足を停めて聞き入っていました。
そして夕方、いくらか風が涼しくなる頃に浴衣に着替え、「可園」へ。
メインのイベント「中日古琴音楽交流会」です。
1800年代半ばに官吏を罷免されて故郷に戻った張敬修の邸宅であったという
由緒ある庭園でこのような会を催せるのは、
この「可園」に伝わる古い琴を緑綺琴院が修理したご縁からだとか。
12曲の演奏会のうち、日本からのメンバーは高先生が「龍朔操」、
その他「漁樵問答」、「慨古吟」、「仙操翁」を披露しました。
語りたいことはいくらでもあって長くなってしまいましたが、最後にもう一つだけ。
三日目には、再び緑綺琴院で、侯さんが琴を選びました。
リクエストは「自分を導いてくれるような琴」。
そして選んだ琴の裏面には、「可伴」という二文字を彫ることになりました。
いつでも伴ってくれる琴、の意味の他にも、
可軒・可堂など可の建物が多くあるためにそう呼ばれる「可園」の可、
そして「可伴」の二字を実際に彫った緑綺琴院の王可遜老師の名前にも可の字があるのです。
まさに琴のご縁が宿るような二文字です。
「ライチの旅」は、それ以上に琴について考える旅でもありました。
いつでもどこでも自然体で琴と遊ぶ琴人たちの心楽しげな姿が、何よりも心に残っています。
6月4日 第三回「琴遊茶会」主催(東京都品川区)
シリーズの第三回。
6月のお茶は、佳香が立ち上る茉莉花茶をお淹れしてみました。
いらしていただいたお二人のお客様にも、
美味しいと喜んでいただけたようで、安心しました。
この日は、高欲生先生が都合により到着が遅れ、
出席していた約10名の参加者が順に練習曲を披露する展開となりました。
普段なかなか聴くことのできない同学の演奏は、表現にもそれぞれの個性が
にじみ出ているようで、とても楽しく拝聴しました。
また、人前で演奏する機会は限られるので、緊張を味わうよい経験ともなりました。
高先生が到着されてからは、なんとオリジナル曲を演奏!
これは、編者(私です)がたびたび「碧澗流泉」を「碧間流水」と誤表記していたために、
「碧澗流泉」と「流水」をコラボしてできた、
山奥で湧き出た水が大河となって海へとたどり着いていく音色を描いた
壮大な(?)一曲となったのでした。
5月21日 「全国煎茶大会」美風流茶席寄座演奏(京都府宇治市)
黄檗山萬福寺の松隠堂で開催された美風流のお茶席で、
会員の大隈さんが琴の音色を添えました。
4月10日 第二回日中文化交流会「琴と詩吟」(東京都台東区)
主催:一般社団法人  日本古琴振興会
   岳精流日本吟院 多摩精岳会
東京国立博物館 茶室応挙館にて開催。
一年のうちでも最も大きなイベントの一つですが、無事二回目を迎えることができました。
ご来場者は80名を越え、会場の整備に嬉しい悲鳴が上がりました。
今年は、テーマを琴と詩吟の二つに絞り、時代を遡って旅するような企画としてみました。
中国からも7名の琴奏者をお迎えし、琴の名曲と日中の名詩吟詠を織り交ぜながら、
二国の文化が分かちがたく溶け合っていく流れに思いを馳せるひとときとなりました。
幕開けには、「陽関三疂」を会のメンバー10名による合奏で披露。
いつもは個人で練習している曲が壮観な趣で立ち現われ、とても華やかでした。
日本の和服や、中国の漢服、旗袍など様々な衣装もまた、目を楽しませてくれました。
来年度も、同じ応挙館で4月2日(日)に第三回を開催予定です。
今度はどんなテーマでお送りできるか、どうぞご期待ください。
4月2日 第二回「琴遊茶会」主催(東京都品川区)
シリーズの第二回。
4月のお茶は、若葉の爽やかな早春にちなんだ緑茶。
琴曲は、「林鐘意」「碧澗流泉」を取り上げました。
「碧澗流泉」は、山間で湧き出た水が河を流れ、大海に達するまでを表現した曲です。
そんな解説を伺った後では、聞こえてくる琴の音色がさらに色彩を帯びてくるようでした。 この日は、中国からのお客様も1名参加され、「酒狂」を披露してくださいました。
また、新入会の王励氏が、杜牧「清明」と王維「竹里館」を朗々と吟詠され、
一興を添えてくださいました。
3月20日 「茂雲水墨画原画展」古琴演奏会参加(山口県宇部市)
山口県宇部市の「逍雲堂美術館」で、
振興会の呉本舜氏のご両親が水墨画展を開催されました。
お祝いとして企画した古琴演奏会に、高欲生先生と呉本氏が参加しました。
用意した40席がほぼ満席となる盛況でした。
まずは呉本氏が「平沙落雁」「漁樵問答」「関山月」を披露。
ご両親の友人であるハーモニカ奏者磯部成久先生も、
ソロ演奏や、高先生とのコラボで日本の童謡「故郷」を演奏されました。
高先生が演奏されたのは「泣顔回」と、「梅花三弄」の創作アレンジ曲です。
アレンジは、琴の名曲「梅花三弄」の曲中に
「荒城の月」と「さくら」のメロディーを溶け込ませた、優雅な曲となりました。
アンコールは、古琴とハーモニカ伴奏により、お客様が「故郷」を合唱。
最後に「酒狂」で締め括りとなりました。
2月6日 第一回「琴遊茶会」主催(東京都品川区)
2016年度より偶数月の第一土曜日に開催するシリーズの第一回。
場所は日本古琴振興会の事務所が入るビル1階の集会室です。
季節に合わせたお茶をいただきながら、琴曲の解説や演奏を楽しみます。
2月のお茶は、体を温める紅茶。琴曲は、「春暁吟」「梅花三弄」を取り上げました。
1月30日 第二回日中文化交流「日本煎茶と古琴」共催(神奈川県伊勢原市大山)
茶道の日本礼道小笠原流煎茶、専正池坊ロイヤルフラワーアレンジメントとの共催で、
お煎茶と琴演奏の会を催しました。
会場は、秋の「中秋琴茶会」に続き、大山・松鈴庵のお茶室をお借りしました。
美しく茶室を彩るお花と、味わい深い玉露、流れる琴の音のコラボレーションで、
和やかな雰囲気が満ち溢れていました。
お茶席の後は松鈴庵様の心づくしのお料理に会話も弾み、楽しいひとときとなりました。
1月1日
~4日
「国際中国古琴節 in 成都」参加(中国・成都)
5年に一度、中国成都で開催される大会です。
今年度は、中国国内の他、香港・台湾・シンガポール・アメリカ・ロシア
そして日本など世界各地から400名以上の琴士達が参加し、
成都市内の合計26会場で古琴演奏会が行われ、史上最大規模となりました。
高欲生先生が、日本唯一の代表として招聘され、参加しました。

2015年

12月19日 東京聴風琴社忘年会 東京芝とうふ屋うかい(東京都港区)
クリスマスシーズンらしくライトアップされた
東京タワーの麓にある料亭「うかい」のお座敷をお借りし、
生徒各人の練習の成果をお披露目して一年の締め括りとしました。
日頃なかなか聴くことのできない同学たちの演奏に、
新たな刺激をもらえた楽しいひとときでした。
11月30日 中国東莞市「緑綺琴院」に琴製造過程見学(中国東莞)
11月29日 「東京煎茶大茶会」美風流茶席に寄座演奏(東京都港区東京美術館)
11月28日 NHK放送大学の講座「源氏物語」に登場した琴曲を実演(埼玉県さいたま市大宮区)
11月6日
~8日
国際古琴コンクール「平湖杯」参加(中国上海)
「2015国際静安古琴文化祭&初回「平湖杯」古琴コンクール」に、7名が参加。
古琴界の泰斗達が審査員として連座し、100名を越える観衆が注目する中、
指定曲の「欸乃」「平沙落雁」を演奏しました。
参加した7名全員が「優秀賞」をいただき、
会の中でも一番の先輩である原田陽子さんは「敢闘賞」を受賞しました。
また、高欲生先生には「最優秀監督賞」が贈られました。
日本で琴の文化を育み、演奏を楽しんでいる様子が、
中国の聴衆の方々にも深い印象を残したようです。
11月5日 中国揚州南風古琴製作所に見学(中国上海)
11月1日 「平塚市市民国際交流」出演(神奈川県平塚市)
10月10日 「地球やさしい中国茶エコ茶会」で琴を紹介(東京都台東区)
9月28日 「平塚チャリティ茶会」日本礼道小笠原流茶席に寄座演奏(神奈川県平塚市)
9月27日 日中文化交流「中秋琴茶会」企画開催(神奈川県伊勢原市大山)
主催:一般社団法人日本古琴振興会
   松鈴庵
伊勢原市大山の松鈴庵(茶室)・夢心亭との共催。
相模の山々を借景とした風情ある日本家屋で
豆腐と会席のお店を営まれている夢心亭さんとの共催で、
「中秋の名月」をテーマとした琴とお茶の会を開催しました。
昼の部では、中国茶席と琴曲「平沙落雁」を楽しんでいただき、
夜の部では「関山月」「欸乃」「平沙落雁」「碧澗流泉」「荒城の月」
「龍朔操(昭君怨)」「陽関三疂」といった琴曲の演奏会の後、
目にも美しい会席料理を堪能しました。
今回の企画では、琴の演奏にとどまらず、
琴の歴史や楽器の紹介、体験などによる普及活動も試みました。
8月13日 中国嶺南派代表:謝道秀先生を訪問(中国広州)
7月19日 「東皐心越320回忌記念イベント」シリーズその5
「日中琴士交流集い茶会」主催(東京都大田区)

大田区池上梅園茶室「清月庵」にて開催。
東皐心越記念イベントに来日された中国の琴人たちと、
閑静な日本庭園に臨む茶室で交流を図りました。
7月18日 「東皐心越320回忌記念イベント」シリーズその4
「琴と禅 古琴演奏会」主催(東京都大田区)

共催:一般社団法人日本古琴振興会
   東京聴風琴社
大田区民ホールアプリコ小ホールにて開催。
中国よりお招きした琴士による彩り豊かな演奏が繰り広げられた他、
会員8名の合奏により「調玄入弄」、「慨古吟」を披露しました。
こちらも満席に近いお客様にお越しいただき、
素晴らしい演奏会だったとの感想が寄せられました。
[YouTubeで視聴する]
7月17日 「東皐心越320回忌記念イベント」シリーズその3
「東皐心越禅師記念古琴演奏会」出演(茨城県水戸市祇園寺)

共催:一般社団法人日本古琴振興会
   東京聴風琴社
東皐心越の開山した祇園寺の本堂での演奏会。
茨城大学の田中健治教授のご協力を得て、水戸祇園寺のご住職、
徳川ミュージアムの徳川館長、茨城県知事などにもご参加とご挨拶を頂戴しました。
茨城新聞、茨城テレビの取材も入り、会場の祇園寺本堂は満席で
立席も用意されるほどの盛況ぶりでした。
6月23日 「東皐心越320回忌記念イベント」シリーズその2
坂田進一先生を訪問(東京都内)


5月29日 「東皐心越320回忌記念イベント」シリーズその1
江戸時代に、清国の杭州から日本に渡り、水戸で生涯を全うした東皐心越禅師。
心越禅師の優れた琴奏と書画および篆刻の技能は、
日本の文人・茶人・学者を魅了しました。
日本における古琴の歴史の上でも、平安時代に貴族の間で愛されていた琴を
江戸時代に再興隆させた重要人物です。
2015年は東皐心越禅師の入寂320年にあたり、心越禅師ゆかりの
中国杭州、長崎、京都、東京、水戸を巡り、心越禅師の記念演奏会が開催されました。
「東皐心越禅師記念古琴演奏会」出演
主催:杭州西湖琴社 中国杭州
演奏会への招待を受け、高欲生先生が演奏。
5月3日 「劉茂雲画と呉報任書展」寄座演奏(長野県飯田市)
4月25日 中国揚州南風古琴製作所を訪問(中国揚州)
3月21日 第一回日中文化交流会「琴茶墨香」開催(東京都台東区)
主催:一般社団法人日本古琴振興会
   陽羨古琴社
共催:紫廬工作室、古月軒(中国茶道)
   古語(中国香道)
   天生閣株式会社(日本)
   中国茶倶楽部・春風秋月(日本)
東京国立博物館 茶室応挙館にて開催。
日中煎茶道の茶席、琴演奏、書道、香道の他、詩吟や茶壺製造実演などの
盛りだくさんのプログラムに、約80名の来場者をお迎えしました。
中国から渡来し、日本で独自の発展も遂げた数々の文化の魅力を改めて見直す、
非常に興味深い機会となりました。

2月6日 アメリカ琴士Peiyuo Chang 東京聴風琴社を訪問交流(東京都品川区)
1月31日 「今成先生書道教室の新年会」招待(群馬県高崎市)
主催:今成先生書道教室
1月25日 「新春琴人集い」主催(神奈川県平塚市)

2014年

12月12日
~13日
第三回中国国際西湖琴会「古琴名家音楽会」出演(紅星劇場/中国杭州)
主催:中国琴会
高欲生先生とバイオリニスト張碩氏の共演で、古い名曲「屈原問渡」を編曲・演奏。
11月28日
~30日
「2014中国国際琴会&第二回中国琴会打譜会」参加(中国杭州)
主催:中国琴会
中国琴会よりの招待を受け、高欲生先生、石井理氏、呉本舜氏が参加。
打譜会第一回の作品「宋玉悲秋」を高欲生先生が代表演奏。
また、石井理氏、鎌田嘉之氏が打譜した「鳳求凰」がエントリーされ、
分科会では研究発表も行いました。
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