一般社団法人 日本古琴振興会 〒141-0032 東京都品川区大崎4-2-2
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イベント報告

2019年

2019年4月6日(土) 第五回日中文人交流会「一期一会」(東京都台東区)

上野の東京国立博物館応挙館での日中文人交流会も、お蔭様で今年で第五回を迎えることができました。
今まで、茶道や香道、書道、詩吟など様々な分野の方々と共演させていただきましたが、今回はいったんコラボレーションを一休みし、古琴の演奏にじっくり耳を傾ける会となりました。

お迎えしたのは、武井先生と長く交流のある台湾の孫于涵先生と、自ら希望してご参加くださった中国からの4名の琴士たちです。
孫先生は台北で「明溪山房」を主宰、ご自身でも古琴を製作される方です。
この日も、自作の古琴で『平沙落雁』を弾いてくださいました。この『平沙落雁』は絶妙な間合いで、初めて聴くアレンジにすっかり聴き惚れてしまいました。
中国からの若い琴士の方々は、会話の節々からも古琴への熱い思いが伝わって来ました。『流水』『関山月』『欸乃』『水仙操』を端正に、清々しく聴かせてくださいました。
東京聴風琴社からは、『双鶴聴泉』『帰去来辞』『臥龍吟』を。『臥龍吟』は、「どうしたら古琴の裾野が広がるだろうね」という会話が発端で、ドラマ「三国演義」のテーマ曲を琴のアレンジしたものです。古典曲とはまた違った雰囲気を表現できたでしょうか。
そして、何といっても面白かったのが、友情出演としてお越しいただいた桶田加代先生の長唄です。古琴曲の流れの中に置いてみると、三味線の音色の「日本的」な情緒が実に引き立ちました。特に、武井先生とのコラボで弾かれた『酒狂』は、あの阮籍が日本酒で酔っ払ってしまったかのように、とても楽しい「千鳥足」加減でした。
約50名のお客様と共に、のびやかで落ち着いた演奏会となりました。足をお運びくださった皆様に心より感謝申し上げます。
今年は春の足取りがゆっくりだったおかげで、応挙の庭では、満開の桜と花吹雪の両方を楽しむことができました。誰が言い出したのか「落ちてくる花びらを手のひらに掴むと幸せになれる」と、お昼休みには花吹雪を追いかける大人たちの姿が…。
「令和」の典拠となった天平二年(730年)の大伴旅人の「梅花の宴」でも、もしかしたらそんな姿が見られたのでしょうか。
我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
主人(大伴旅人) 「梅花の歌 三十二首」より

2019年2月7日(木) 日中友好会館ミュージアムコンサート(東京都文京区)

春節の三日目。
小石川後楽園に程近い日中友好会館で、新年を祝う演奏会が開催されました。
この時期に開催されていた「漆×絵画のハーモニー 蓮福美術館中国漆画(しつが)展」の展覧会会場でのミュージアムコンサートです。
中国漆画は、1984年に確率した比較的新しい絵画ジャンルで、漆芸技法を自由に応用して絵画的な表現を追及したものです。
素朴であり、ダイナミックでもあり、またどこか懐かしいような中国の風景を焼き付けた大きな額絵に囲まれての素敵なコンサート。
「漆」のご縁で、「漆」の楽器…古琴と尺八をお招きいただきました。
出演は、武井欲生先生と尺八の林鈴麟先生。竹川陽子さんが司会を務めました。

用意していた50席は予約で埋まり、立ち見も含め100名を越えるお客様にお立ち寄りいただきました。
演奏曲は、武井先生の独奏で「春曉吟」「碧間流泉」「漁樵問答」。
尺八と古琴の合奏「龍朔操」。
尺八の独奏で「春の海」。
古琴の合奏には三浦も加わり、「陽関三疂」と「神人暢」を演奏しました。
お客様が心地よく耳を傾けてくださっている雰囲気の伝わる、温かいコンサートとなりました。
ご来場いただいたたくさんのお客様、また準備段階からご尽力いただいた日中友好会館のスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

2019年2月2日(土) 第3回定時会員(社員)総会(東京都品川区)

2年に1度開催している定時総会を開催いたしました。